中井酒造株式会社は創業百二十余年。
その間に時代は移ろい、酒造りを取り巻く環境のみならず、日本の食文化も大いに変化しています。私たちは高品質の日本酒造りを目指してきました。そのため米、水という原料を厳選し、高度な技で醸していくことが大切だと考えます。自家水田で育てる特別栽培の酒米。地下50mから汲み上げた綺麗な伏流水。出雲杜氏の高度な技術。そして恵まれた環境。昨今は日本酒も高級で安全なものが求められていますが、それは私たちが以前から取り組んできたものでもあるのです。

中井酒造株式会社では、減農薬栽培法の自家水田を所有し、純粋で美味い酒を造るため、安心して楽しんでいただける酒を造るため。
心白(米の中心にある白質)の大きな米を育てるには昼夜の温度差が10℃以上あることが必要です。そのため昼は水田の水を止め、夜に冷たい水を入れます。そうして出来た米は水分の吸収の管理がし易く、タンパク質の含有量が少ない為雑味がない酒になります。私どもはこの素晴らしい米作りの環境に甘んじず、毎年勉強会を開くなど、酒造りに最適な米作りを目指しています。 酒蔵と、そのすぐそばにある水田が直に結ばれているからこそ、その米の良さを最大限に生かした酒造りができるのです。

米作りは収穫で終わらない。干す・脱穀する・磨く、これらの工程すべてに「美味い酒」への努力が続く。
「干す」 「脱穀する」 「磨く」これらの工程すべてに「美味い酒」への努力が続きます。 米の性質はその年の天候によって変わるので、精白もそれに合わせて変えなければなりません。 山田錦を35%まで磨くには55〜60時間かけ、ゆっくりと精米機を回して心白がある形のまま胴割れしないよう注意します。米は生きています、磨り上がった米を温かいまま袋に入れると呼吸困難になってしまいます。そのため呼吸が出来る様に布袋に入れてじっくりと熟成させて杜氏に渡します。